正解（せいかい）は青色の部分だよ！
日付（ひづ）けは本文の左隣（ひだりどなり）のこの部分。
「観応（かんのう）二年七月四日」と書かれているよ。

観応二年は西暦（せいれき）だと1351年。
日本には西暦とは別（べつ）の和暦（われき）があって、現在（げんざい）の令和（れいわ）に至（いた）るまでその伝統（でんとう）は受け継（つ）がれているよ。

緑色の部分は残念（ざんねん）！
これは日付（ひづ）けでなく花押（かおう）だ。自分の名前をくずしたサインで文書を作成（さくせい）する際（さい）に実名と併（あわ）せて、または花押だけでも使われたんだ。

右上の付箋（ふせん）のは押紙（おしがみ）だよ。
後世の文書を整理した人がつけたもので、文書が作られた当時のものでは無（な）いんだ。ここでは「足利左兵衛佐直冬判（あしかが　さひょうえのすけ　なおふゆ　はん）」と書かれているよ。