古文書を見に行ってみよう
展示会・企画展・講座
実際に残されている古文書やその研究結果、解説などを加えてみんなに見せている展示(てんじ)会や企画展(きかくてん)、一緒に勉強できる講座(こうざ)は、全国あちらこちらで行われているよ。

古文書を実際(じっさい)に見てみたいと思わないかい?
どこに行ったら見られると思う?

本屋さん?

博物館(はくぶつかん)とか、美術館(びじゅつかん)?

展示(てんじ)会、企画展(きかくてん)、講座(こうざ)  いろんな場で古文書を楽しめる
たとえば、このお城(しろ)。中に展示スペースがあって、そこの城主(じょうしゅ)や街(まち)に関(かか)わる資料(しりょう)がたくさんあったよ。古文書も見つかったよ。
こういう場所はきっとキミの町にもあると思うよ。

公共(こうきょう)の施設(しせつ)や、デパートなど人の集まるところなどで、さまざまな展示会や、企画展などをやっているんだ。
テーマが「古文書」って書いてあれば、そこで見られることはわかるよね。行ってみよう!

古文書の展示会や企画展でなくても、歴史(れきし)や地域(ちいき)に関係(かんけい)するものや、これまでに学んだ古文書に関係するもので「書」や「紙」、「筆(ふで)」「墨(すみ)」などで、展示物の中に古文書を発見することが出来るときもあるよ。

それから、たとえば大河(たいが)ドラマの企画展で、その地にゆかりのある武将(ぶしょう)の武具(ぶぐ)などといっしょに古文書が展示されることもあるよ。

ちょっとでも関係(かんけい)がありそうだと思ったら覗(のぞ)いてみれば、古文書と出会えるかもしれないよ。

講座は、古文書に関係する講座がいいね。
でも小中学生は入れない場合もあるから事前に確認(かくにん)してね。
中には子ども向け講座も開かれていることがあるようだよ。

たとえば長野県立歴史館では「ティーンズ古文書講座」を開催しているよ。
(写真提供:長野県立歴史館)
博物館や美術館ではなにをしてるの?
ここは“れきはく”こと、「国立歴史(れきし)民俗(みんぞく)博物館」。歴史や民俗の研究の中心の一つだよ。

博物館や資料(しりょう)館、それから美術館でも、貴重(きちょう)な学術(がくじゅつ)資料を展示してるのはもちろん、それぞれの資料を研究したり、調査(ちょうさ)をしたりもしているんだ。
そして、それらをきちんと保存(ほぞん)すると共(とも)に一般(いっぱん)に公開することで、キミたち次世代に研究と成果(せいか)を引き継(つ)いでくれているんだよ。

より学びたい人のためには、それぞれの分野のエキスパートが解説(かいせつ)をしてくれたり、講座(こうざ)を行ってくれたりもしているよ。
その分野の一つに、古文書もあるんだ。ぜひ、見に行ってほしいな!

その場に行けなくても、古文書を見られるよ
たくさんあるネット講座。古文書を身近に感じられるよ。

博物館の講座以外(いがい)にも、市民(しみん)講座など、気軽に古文書を学ぶ場がいろいろなるよ。

今は、インターネットによる古文書を読み解(と)く講座なども開設(かいせつ)されているよ。
中には、古文書のレプリカを手にすることが出来るものもあるし。

直接(ちょくせつ)見に行けない時にはネットで見るのも一つだし、博物館や資料館に行く前に講座で学んでおくものいいね。

このページのまとめ

このページで学んだことのポイントはこれだ!
整理しておくよ。

古文書を生で見てみよう

○企画展や展示会、講座でみることが出来る。

○「古文書」の名が書かれていなくても、
 関連(かんれん)するものの展示でも古文書が見られることもある。

○博物館や資料館、美術館でも見ることはできる。

○博物館では研究も行っている。

ちょっと探(さが)せば、古文書を生で見ることができそうだね。

うん、いっしょに探しにいってみよう!

やっぱりホンモノを直接(ちょくせつ)見るのはいいよ。
写真や本とは違(ちが)うなにか特別(とくべつ)な迫力(はくりょく)みたいな、その時代の空気みたいなものも感じられるんだ。
でもなかなか行くことができない人は、ネットをフル活用しよう。
そして、いつか行ける日が来たら、ぜひ、生の古文書を見てほしいな!