さあ、古文書を手がかりに
地域(ちいき)のことをもっと知ろう、調べに行こう
出かけてみよう 見つけてみよう
ほらほら、急がない急がない! 遠足じゃないんだから、何にも考えないで行ってもしょうがないよ~!!

まあ、ただブラっと見に行くのもそれはそれで楽しいけど、やっぱりちゃんとしないとね。
せっかく行っても見落としそうだしね。

え~、ただ行けばいいんじゃないの? 行ってさ、おみやげも買おうよ!!

そういうことじゃないと思うんだけどな・・・でも、なにをしたらいいのかしら?

計画しよう 事前調査(ちょうさ)
こういう貴重なものは、こうして大切に保管されてるから、そうは見られないかもよ。
でもチャンスはある。
しかも身近なところだと、もっといろいろなものが見られたり、自分で発見もできるかもね。

ぶらぶらただ出かけてもしょうがない。計画しよう。そのためには事前調査だ!

たとえば、身近な人に聞いてみる時は、古い手紙とか古い絵とか、そういうものって、どこかにない?って聞くよね?

そうすると、こう聞かれる。
「なんで聞きたいの?なにそれ?」って。

つまり、いきなり聞いても相手にはわからないよ。

なんのために、何を調べたいのか、何が見たいのかをはっきり伝(つた)えることが大切なんだ。

そのためには「なんのために」目的(もくてき)だ。そして「何を」だ。

次に、それはどこにありそうなのか、誰(だれ)が知っていそうなのかを考えよう。

行ってみた!
学芸員(がくげいいん)の先生や研究をしている方が教えてくれることもあるよ。
それはとてもラッキーなことだからムダにしないようにしよう。

実際(じっさい)に出かけて行ってみた時にはどうするかだけど、きちんと目的(もくてき)、何を伝えよう。
そして、必ずメモを取ろうね。

写真を撮(と)るときは必(かならず)ず許可(きょか)をもらってからにしようね。

あっ、最初(さいしょ)に挨拶(あいさつ)するのは当たり前、帰る時にはお礼をいうのも当たり前だね。

それと、出かける時には、ちゃんと家の人に言ってから行くようにね。一緒(いっしょ)に行ってもらうとお家でもそんな話ができるから、もっと詳(くわ)しくわかるかもね。

あっ、それから、自分でもその周辺をよく観察しようね。

たとえば、今まで気にしていなかった石碑(せきひ)なんかが、道端(みちばた)にポツンと置いてあるなんてこともあるし。
その刻(きざ)まれている文字を読むなんて言うことも、きっとキミならできるよ。

ほかにもあるよ、ほら、別のページで勉強したでしょ?
長野県立歴史館「ティーンズ古文書講座」(写真提供:長野県立歴史館)
こういう会では普段(ふだん)は入れない場所も見ることができるかも。
積極的(せっきょくてき)に参加(さんか)しよう。

別(べつ)のページで勉強した、博物館(はくぶつかん)や資料館(しりょうかん)、公民館(こうみんかん)や公共(こうきょう)の施設(しせつ)でも時々古文書の会とかをやってるよ。

そういうところに出かけて行くのもいいね。

みんなはネットで検索(けんさく)したりもできるでしょ?
そういう活用をして、どんどん探検の範囲(はんい)を広げていこうよ!

このサイトの中にある「資料館(しりょうかん)・博物館(はくぶつかん)データベース」も参考にしてくれたまえ! 企画展や展示会や古文書講座の最新情報(じょうほう)も見られるぞ!

このページのまとめ

このページで学んだことのポイントはこれだ!

整理しておくよ。

行くときには

〇事前に準備をすること。

〇目的、何を調べたいのかを明確にする。

〇礼儀は大切に。

〇公共の施設にも目を配ろう。

よし、行ってみるよ。明日さっそく行くことにしよう!!

だめだめ、どこに行くつもり? ちゃんと事前調査(ちょうさ)しなくちゃね。

古文書の世界に興味(きょうみ)も持つっていうことは、その地域(ちいき)のこと、人のこと、歴史(れきし)や社会、そして自分自身に興味を持つってことなんだよね。

そしてそれは、キミ自身のこれからに大きく関係(かんけい)していくとだと思うよ。

だから大切な資料(しりょう)であり、これからの自分たちに生かされていく、そういうものだってことがわかってもらえると、うれしいな!