地域(ちいき)のことをもっと知ろう、調べに行こう
キミの住んでいる地域のこと、古文書があれば、いろいろわかるんだよ。
そしてキミのこともわかるかもしれないよ。
へ~、そうなの?
でも博物館(はくぶつかん)とか行かないと見られないんじゃない?
どうやって探すの? それって発掘調査(はっくつちょうさ)みたいなの?
キミの家にもしかしたらあるかしれないよ。
古い手紙とか掛(か)け軸(じく)とか、なにかが書かれた古いものを探(さが)してみよう。
なんだか昔から押入(おしい)れや倉庫(そうこ)の奥(おく)にしまってあるだけのものとか、開かずの引き出しになっているところとか、あるんじゃない?
大掃除(おおそうじ)をしてずっとしまってあった箱が出てきて、開けてみたら、なんと古文書が出てきた!! なんていうことは、実はよくある話なんだ。
なにかのテレビ番組みたいだけど、実際(じっさい)にそうやって発見された古文書って意外に多いんだって!
まずは家の中を探検(たんけん)だね。お家の人に聞いてみようよ。
古文書とはこういうものという約束(やくそく)があったよね。
差出人(さしだしにん)、あて名、日付(ひづ)け、内容(ないよう)(本文)の4つだ。
でも、これにとらわれなくていいんだよ。
例(たと)えば、差出人が書いてない手紙の中身・・・もしかしたら、別(べつ)の封筒(ふうとう)があって書かれていたのかも?とか。
あて名が書いていない・・・その裏側(うらがわ)に書いてあったりとか。
あと、江戸(えど)時代の将軍(しょうぐん)からのものでなくたっていいんだ。
古い地図だっていいよ。
古い古いハガキで今では見たことのない切手が貼(は)ってあったりして、でもとっても大切そうな手紙だったり。
そう! なにも博物館(はくぶつかん)にある古文書を探(さが)すわけではないんだ。
本当の古文書ではないけど、それを読むとなにか当時のことがわかったり、想像(そうぞう)できるものを探してごらん。
そしてそこから今の自分とのつながりなんかを考えられたら、きっとおもしろいよ。
なにやら昔の掛け軸でお正月の時だけ飾(かざ)るとか、そういうのもあるかもしれない。
とても有名な人の絵らしいと言われているものがあるかもしれない。
裏(うら)にひっそりと名前や日付(ひづ)けとかが書いてあったりして。。。
どうやらおじいさんがよく読んでいた本らしいものとか、おばあさんの日記とかでもいい。
先祖(せんぞ)代々受け継(つ)がれているものが仏壇(ぶつだん)の引き出しの中に入っていてかも。
今までは読めなかった字だったけど、この勉強をみたら読めるようになるかもしれないしね。
そういうところからの発見は、自分発見につながると思うんだよね。
このページで学んだことのポイントはこれだ!
整理しておくよ。
〇古文書と決めつけて探さない。
〇古記録(こきろく)だって大切な資料(しりょう)。
〇古文書、古記録、その他などの区分けをした目で見ない。
〇これらのことから昔を知る手がかりが見つかる。
〇お家の人に話を聞いてみる。
そうか。。。昔があって、今があるんだよね。
おじいさんやひいおじいさんがいて、今のボクがいるんだし、その時の出来事とか知りたいな~。
家に掛け軸があるわ。
なんかつまらないものと思っていたけど、ちゃんと見てみようかしら。
でも掛け軸ってなんかさわっちゃいけないものって感じで、落ちちゃったら怖(こわ)いんだよね~。
大事な手紙や大切にしたい言葉、絵なんかを掛け軸にしている例はたくさんあるよ。
紙だけをしまっておくよりも人の目に触(ふ)れることでその大切さをアピールできるからね。
社会や歴史(れきし)の教科書を変(か)えるような大発見でなくてもいいじゃない、身近なところにある、自分だけの大発見をしてみようよ。