36.天皇(てんのう)や上皇(じょうこう)が再生紙(さいせいし)を使っていた。

天皇(てんのう)が貴族(きぞく)に位(くらい)を与(あた)えたり、任命(にんめい)することを伝(つた)える口宣案(くぜんあん)や天皇綸旨(りんじ)という文書には、なんと再生紙(さいせいし)を使っていたんだよ。

その紙の事を宿紙(しゅくし)といって、一度使った紙を漉(す)き直して再生紙を作っていたんだ。

何度も漉いていると、そこに残(のこ)った墨(すみ)の色でだんだん黒っぽくなってきたんだよ。

その宿紙は、平安時代以降(いこう)の天皇の文書に用いられていたんだ。

社会的(てき)に最高(さいこう)の権威(けんい)を持つ朝廷(ちょうてい)(=天皇を中心とした皇族(こうぞく)や貴族(きぞく)が政治を行う場所)が発給(はっきゅう)しているのに、再生紙を使うなんて、今ではちょっと不思議(ふしぎ)に思うよね。

古文書にふれてみよう -はじめての古文書体験(たいけん)-」の中でくわしく説明(せつめい)しているから、そちらも見てね。