46.朝鮮(ちょうせん)出兵(しゅっぺい)や関ヶ原(せきがはら)で活躍(かつやく)した嶋津義弘(しまづ よしひろ)は・・・

嶋津義弘(しまづ よしひろ)は、16世紀(せいき)、戦国(せんごく)時代から安土桃山(あづちももやま)時代に活躍(かつやく)した、薩摩国(さつまのくに=現在(げんざい)の鹿児島(かごしま)県西部)の武士(ぶし)で、大名家・嶋津家の第18代当主。

いろんな学説(がくせつ)があって、島津氏正統(せいとう)系図(けいず)を元にした学説によると、17代当主ともなっているけれど、どちらも同じ人のことだよ。

彼(かれ)はとても強く、あちこちで武功(ぶこう)をたてているんだ。

中には、わずか300の兵(へい)で、3000の兵を破(やぶ)った事もあるんだよ。

その当時としてはとても長生きで、90歳(さい)を過(す)ぎて認知症(にんちしょう)になっても、陣太鼓(じんだいこ)(=戦(いくさ)の時に動きを指示(しじ)したり、勢(いきお)いをつけるために鳴らす太鼓)を聞かせると、きちんと自分で食事をとることができたんだって。

嶋津家から、戦後(せんご)も長生きした義弘の日常(にちじょう)を記録(きろく)した覚書(おぼえがき)も見つかったんだって。