古文書のシゴトをしている大人たちに
会いに行こう!
古文書仕事人のシメイ
古文書のシゴトは大変そうだね。
でもこのシゴトにはとても大切な役割(やくわり)があるんだ。
その大切なことを研究している人や先生方はよくわかっているからそこ、真剣におこなっているんだ。

せっかくの古文書も、博物館(はくぶつかん)や資料館(しりょうかん)の奥(おく)にしまってあるだけじゃ、もったいないよね。

うん、うん、もったいない!!

みんなに見てもらわなくっちゃ!

古文書を知ってもらう
日本中の古文書を研究している先生が集まり、研究の成果(せいか)を発表したり検討(けんとう)したりする学会。
古文書の研究(けんきゅう)方法や分かったことを、次の時代(じだい)の人たちに伝えることも大事なこと。大学や講座で教えることもしているんだ。

“もったいない”だけじゃない。みんなに知ってもらうということが、とても大事なんだ。
研究したことを隠(かく)しておいてもしかたないからね。

古文書である事を知らないければ、せっかく見つけても「なんか古い紙!」と言ってポイッと捨(す)てられちゃったりするよね。
一度失(うしな)われたものは、もう戻(もど)らない。
古文書がなぜ大切なのか、みんなに知ってもらうために努力(どりょく)しているのが学会の先生達(たち)なんだ。

日本の古文書はとてもたくさんあることはすでに学んだよね。
でも日本だけじゃなく内外の古文書の関(かか)わりの研究も大切だし、研究者同士(どうし)が協力(きょうりょく)できるようにしているのも学会の役割(やくわり)なんだよ。
そういう先生達(たち)が日本各地の大学や博物館、資料館で仕事をしているんだよ。

また、大学の授業や博物館、資料館などでの講座で教えることも大事な仕事だ。

“もったいない”だけじゃない。みんなに知ってもらうということが、とても大事なんだ。

古文書である事を知らないければ、せっかく見つけても「なんか古い紙!」と言ってポイッと捨(す)てられちゃったりするよね。
一度失(うしな)われたものは、もう戻(もど)らない。
古文書がなぜ大切なのか、みんなに知ってもらうために努力(どりょく)しているのが学会の先生達(たち)なんだ。

日本の古文書はとてもたくさんあることはすでに学んだよね。

でも日本だけじゃなく国内外の古文書の関(かか)わりの研究も大切だし、研究者同士(どうし)が協力(きょうりょく)できるようにしているのも学会の役割(やくわり)なんだよ。

そういう先生達(たち)が日本各地の大学や博物館、資料館で仕事をしているんだよ。

博物館や資料館で知ってもらう

※下の動画では音声も入っているよ!

展示(てんじ)されているものだけじゃない。データとしての史料(しりょう)を閲覧(えつらん)することもできるんだよ。
また、相談(そうだん)されることも多いんだって。
これは古文書をマイクロフィルム(写真のデータ)で残(のこ)して閲覧(えつらん)・コピーできるサービス。
今はパソコンを使ってデータを見ることが出来るんだけど、以前は1枚1枚写真に撮(と)って保管していたんだって。

博物館や資料館で仕事をしている学芸員の人達の仕事は、まだまだある。

みんなに知ってもらうには、見やすくなければいけないし、そもそも興味(きょうみ)をもって来てもらわなければ始まらない。
そのために、高さを目線に揃(そろ)えることや、斜台(しゃだい)の角度、すべりなどもチェックするなど展示の仕方の工夫もしているんだ。

もちろん、温度や湿度(しつど)も、密閉度(みっぺいど)の違(ちが)いに合わせて調節(ちょうせつ)・管理(かんり)しているんだ。

来館してもらうために、イベントの企画(きかく)・開催(かいさい)をやっているところもあるよ。

その他に、史料の閲覧室(えつらんしつ)というのもあるよ。
撮影(さつえい)した古文書などのデータがしっかりと管理されているので、それをコピーして、学校の授業(じゅぎょう)に使っている先生もいるよ。

そして、こういうところにいろいろ質問や相談(そうだん)に来る人もいて、その人たちにはていねいに対応してあげるんだって。
自分の先祖(せんぞ)を調べたいとか家にある古い文書の字が読めないとか、夏休みの宿題なんかにも協力しているそうだよ。

これはぜひ活用した方がいいと思わない?

古文書の修復(しゅうふく)も大切な仕事
破(やぶ)れてしまいそうな古文書、虫食いの古文書の修復も大切な仕事。
(資料提供:京都市歴史資料館)

とっても重要(じゅうよう)な古文書でも、虫食いでボロボロになってしまいそうな物もある。
そういったものを修復するのも大切な仕事なんだ。

ただ穴(あな)を埋(う)めればいいだけじゃない。
修復する物に合わせて紙を漉(す)きそれで補修(ほしゅう)したり、綴(と)じていたひもも付(つ)け替(か)えたりもするんだ。

文字だけじゃない。
ヘラや爪(つめ)で紙につけた痕(あと)などがあるときは、それも重要な情報(じょうほう)だから消さないように注意。

修復はとっても高度な技術(ぎじゅつ)で、かつ、未来(みらい)に残(のこ)すためにはどうしても必要(ひつよう)な仕事なんだ。

めったに見られない修復のようすは、次のページで見ることができるから、ぜひ見てほしいな。

古文書仕事人に聞いてみたよ!

※下の動画では音声が入っているよ!

古文書仕事人 学芸員の先生に聞いてみたよ1
古文書の仕事していてどんな意義(いぎ)を感じていますか?
(協力:京都市歴史資料館)
古文書仕事人 学芸員の先生に聞いてみたよ2
どうしたら古文書の仕事ができますか?
(協力:京都市歴史資料館)
古文書仕事人 学芸員の先生に聞いてみたよ3
最後にメッセージをお願いします。
(協力:京都市歴史資料館)

京都府歴史資料館の学芸員の先生にいろいろ聞いてみたよ。

長年、古文書に関する仕事をしてきた先生は、まさに古文書仕事人だ。
昔(むかし)の人が努力して今に残してきた古文書を、これからも次の時代に残していくことが、古文書を読めるようになった自分の使命(しめい)だとおっしゃってたよ。

過去(かこ)のことを知ることができて、そのことで喜んでくれる人たちがいて、次の時代になったときも同じように感じる人たちがいるんだろうな~。
とってもすてきな仕事なんだね。

このページのまとめ

このページで学んだことのポイントはこれだ!
整理しておくよ。

古文書の仕事人は、大切な歴史(れきし)をミライに残していくために
使命感をもってさまざまな仕事をしているよ。

○研究、成果発表

○展示やデータの公開

○古文書の修復

古文書に関わる仕事って、たくさんあるんだね。

未来に残すためにがんばってくれてるんだ。

古文書が、埋(う)もれないように、失(うしな)われないように救(すく)い出し、きちんとした形でミライに受け継(つ)いで行くことが大切な使命なんだ。

さらに、日本の古文書が世界的(てき)にはどういった位置(いち)付(づ)けにあるかを追究したり、比較(ひかく)研究をすることの重要性(せい)が叫(さけ)ばれていて、その研究をしてる先生達もたくさんいるんだよ。

ところで、古文書に触(ふ)れる時は、手袋(てぶくろ)などはしないで、素手(すで)でさわるんだって。
手袋の糸くずなどがつかないようにするためだ。

もちろん、手は石鹸(せっけん)でよく洗(あら)って手の汚(よご)れや脂(あぶら)分を落としてからだよ。