古文書のシゴトをしている大人たちに
会いに行こう!
キミも古文書の仕事に参加してみよう
シゴトは展示室ではない場所で行われていることが多いんだ。
「関係者以外(かんけいしゃいがい)立入禁止(きんし)」っていう場所だ。
勝手に入っちゃだめだよ。

どうだい? いろいろ見てみると、古文書に興味(きょうみ)が湧(わ)いてきただろう?

うん、むずかしそうだけど、やってみたいな。

子どもでもできる事ってあるのかな?

学芸員の先生の仕事を、身近でみてみよう
史料(しりょう)の見学会などを開催(かいさい)している所もあるんだよ。

「古文書の仕事をしてみたい」と思っても、さすがに解読(かいどく)するとか、修復(しゅうふく)をすることをいきなり体験(たいけん)、というわけにはいかないよね。

でも、貴重(きちょう)な史料(しりょう=歴史(れきし)の研究の材料(ざいりょう)となるその当時に作成(さくせい)された文書や記録(きろく)のこと)の見学会などを開催している所もあるんだ。

史料の内容(ないよう)のお勉強も大切だけど、学芸員の先生がどのように準備(じゅんび)し説明(せつめい)し案内(あんない)してくれているのかに注目してみるのも、古文書の仕事に近づく手段(しゅだん)の一つだね。

まずは仕事の観察(かんさつ)から開始だ。

ワークショップや再現(さいげん)コーナーで体験
職場(しょくば)体験をやっている博物館(はくぶつかん)などもあるよ。
写真は山梨(やまなし)県立博物館。Photo:酒折
長野歴史資料館「ティーンズ古文書講座」(写真提供:長野歴史資料館)

各地(かくち)にある郷土(きょうど)資料館(しりょうかん)などでは、ワークショップを行っている所が多くあるよ。

その他、資料(しりょう)の保存(ほぞん)状況(じょうきょう)を見たり、資料発見の喜(よろこ)びを疑似(ぎじ)体験できる所も!

博物館の仕事の1つである「研究」。
顕微鏡(けんびきょう)や、赤外線スキャナなどの研究機器(きき)を使って、実際(じっさい)の研究を体験することができたり、中学生や高校生にはインターンシップとして、博物館の改札(かいさつ)業務(ぎょうむ)、来館者対応(たいおう)、資料整理が体験できるところも。
古文書などの資料の大きさなどを測(はか)ったり、資料番号をつけたり、専用(せんよう)の封筒(ふうとう)や箱に入れて整理したり。

でも、いきなり行って出来るわけではないよ。
まずはネットで調べたり、キミの近くの博物館に問い合わせしてみよう。

このサイトの資料館・博物館データベースも活用してね。

体験ってこんな感じかな?

※下の動画では音声が入っているよ!

体験ってどんなふうにするんだろう? そのひとつの例(れい)を見てみよう。

ホンモノの古文書に直接(ちょくせつ)触(さわ)って、分けるようだよ。

まず、封筒(ふうとう)の中身を取り出して中の手紙(古文書)の数を数えて、番号をつけてるよ。
そして古文書や封筒から日付(ひづ)けを読み取って、それをメモして、年代別に並(なら)べて体験終了!

日付けがどこに書かれているかって、最初(さいしょ)のページでも勉強したよね。
体験はそういうことを実際(じっさい)に役立てられる場所でもあるね。

このページのまとめ

このページで学んだことのポイントはこれだ!
整理しておくよ。

古文書の仕事に参加してみたいキミ

○まずは先生がどのような仕事をしているのか、よく観察してみよう。

○地域(ちいき)の資料館などのワークショップに参加したり、
 インターンシップに参加して体験することも出来るよ。

やってみたいな~!

まずはデータベースでチェックね。

そうだね。
キミたちがいずれ、我々(われわれ)が書いた文書を解読(かいどく)してくれるのを、楽しみにしているよ。